畜産にとって環境対策は地域と調和する上で重要な課題です。
コマクサファームでは畜産の中では早い時期から堆肥発酵装置や活性汚泥法浄化槽、脱臭設備の導入等積極的に行って来ました。
"豚糞の堆肥化をし、近隣農家に無償提供し、堆肥で出来た飼料用米で豚が育つ"循環型農業として貢献しています。汚水は専門の浄化処理設備を導入し、国の定めるの放流基準値以下に浄化し、認可の取れている河川に放流しています。
また、豚舎から出る臭気を軽減する為、排気口出口に脱臭システムの導入もしています。
浄化処理設備
堆肥発酵コンポスト
脱臭細霧システム
浄化処理設備について
粗ごみ(0.5mm程度以上)をスクリーンで除去し、汚水を一旦流量調整槽に貯留します。
一定時刻が来ると汚水はラグーンに投入され、曝気(エアレーション)が開始されます。酸素が供給されると、バクテリアが投入された汚水に含まれる栄養(BOD、窒素)を食べ、炭酸ガスと水・窒素ガスに分解します。これが浄化の基本原理です。
浄化が完了すると曝気を停止し静置するとバクテリアはラグーンの底に沈んで水面には浄化後の上澄水が現れます。
これを取り出して放流すればひとつのサイクルが完了です。
堆肥強制発酵装置について
中部エコテック製密閉型堆肥発酵装置を導入し、排出された糞は全て、完熟処理され、農地へと還元されています。この装置を使うことによって臭気が軽減され、粉状の完熟堆肥を作っています。
なお、生産された完熟堆肥は無償で提供しています。お問い合わせください。
発酵装置のサイクル
- 取出口より一定量の完熟堆肥を取り出す
- 規程量の生糞を投入口より発酵槽
- 発酵槽にて発酵運転
- 常時送風しながら、間欠攪拌
- 24時間かけて水分を蒸発させて、1に戻る